一遍と今をあるく

哲学カフェ一遍

2016年12月29日

時事随感 難波紘二

2016出版事情

私はKindleもiPADも持っているが、付箋が貼れ、書き込みができる紙本の利点が捨てがたく、電子ブックはほとんど利用していない。おかげで書庫は本だらけだ。丸善のHONTOだとパソコンに転送が利き、テキストの色つけ、アンダーライン、書き込みが自由だと聞いたが、ひょっとするとこちらにスィッチするかも知れない。

2016年12月27日

宇和島歴史紀行 近藤俊文

日本のあけぼのー伊達宗城公の足跡をたどるⅣ

慶応四年正月まだ松の内の十一日、神戸は新しい居留地として建設ブームに沸いて、浮きうきとして気分に充ちていた。と突如、激しい銃撃の音がこだまして、槌音やざわめきが凍り付いてしまった。岡山藩兵と神戸在留の外国軍が戦闘状態に入ったのだ。

2016年12月26日

宇和島歴史紀行 近藤俊文

日本のあけぼのー伊達宗城公の足跡をたどるⅢ 

ミカド政府は三つの困難に直面していた。空っぽの国庫、戊辰戦争、兵庫に蝟集して圧力をかける欧米列強の艦隊と手強い外交官たち。その外交団の筆頭が辣腕英公使ハリー・パークスだった。

2016年12月22日

宇和島歴史紀行 近藤俊文

日本のあけぼのー伊達宗城公の足跡をたどるⅡ

その二 最後まで武力行使に反対した宗城公

 宗城公は慶喜を首班とする合議政体を望んでいたが、事態は正反対の方向に流れていく。

2016年12月22日

時事随感 難波紘二

Ⅲ. CMLとGIST

 慢性骨髄性白血病(CML)は白血球幹細胞の異常増殖によるもので、第9染色体にある遺伝子bcrが第22染色体にあるablの隣に転座して、bcr-ablという新遺伝子を構成し、これが新しいキメラタンパク質を合成するところに原因がある。

2016年12月20日

時事随感 難波紘二

Ⅱ.韓国の新聞

 よって韓国人は新聞を読んでいないと思う。では情報はどこから得ているのか?恐らくネットとSNS及びポータルサイトであろう。このシステムでは、情動に支配されて、理性が麻痺する恐れがある。韓国情勢の危うさは実にこの点にあると思えてならない。

2016年12月19日

宇和島歴史紀行 近藤俊文

日本のあけぼのー伊達宗城公の足跡をたどるⅠ

 その一 宗城公ミカド政府の議定となる

慶応三年二月、西郷隆盛が薩摩国主島津久光の密書を携えて宇和島にきた。

2016年12月19日

時事随感 難波紘二

Ⅰ.独裁制と支持率

朴槿恵大統領の弾劾決議がやっと韓国国会で可決された。支持率5%程度で2ヶ月以上も権力の座に留まり続けた大統領も珍しい。

2016年12月05日

風信録

スポーツ文化の振興で感動と笑顔を ~愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会に寄せて~

愛媛マンダリンパイレーツ(以下パイレーツ)で、弓岡敬二郎監督の背番号「77」が永久欠番となった。弓岡氏が来季から古巣オリックスで育成統括コーチを務めることになったためである。

2016年12月02日

風信録

坪内寿夫翁と大衆演劇

坪内翁は、もう今の日本には決して現れることのない、人情の事業家であり、国の行く末を案じる国士であり、そして企業を私物化せず「綺麗で清貧を守り通した経営者」であった。