一遍と今をあるく

哲学カフェ一遍

2017年08月24日

時事随感 難波紘二

中江兆民の病歴

彼が創始となったものとして、
1.医師にがん告知と余命告知を求めたこと、
2.余命を知り2冊の本を書いたこと、
3.篤志病理解剖を希望したこと、
4.葬儀をせず、日本初の告別式を(弟子たちが)行ったこと(参列者1000人)
などが上げられるだろう。

2017年08月23日

時事随感 難波紘二

廃用性萎縮-2

 画面の選択候補の中から、目で見て必要なスペルを選べばよいので、自分で文字を綴る必要がない。それを続けていると、文字が書けなくなるとドンは言うのである。

 「ああ、これは廃用性萎縮だな」とその時、思った。

2017年08月22日

時事随感 難波紘二

聖職の碑

ふと新田次郎の名作「聖職の碑(いしぶみ)」を思い出した。大正2(1913)年の夏休み中に木曽駒ヶ岳で起こった高等小学校(今の中学校)の生徒と教師の遭難事件を小説にしたものだ。1960年代、教育学部の学生にとって必読書になっていた。

2017年08月22日

時事随感 難波紘二

ないものを知る

病理医にとっては、「この標本にはこういう所見が欠けている」という認識が誤診を防ぐのにきわめて重要となる。私は診断する時に、検査依頼書は性別と年齢を見るだけで、まず標本だけで診断する。その診断と年齢、性別が矛盾しないことを確認した後、初めて病理検査依頼書にある病歴、臨床的特記事項や検査データなどを読み、疑問が生じたら、再度標本を見る。臨床診断はありふれた病名をつけてくるから、ほとんど当てにならない

2017年08月09日

時事随感 難波紘二

朝鮮地図・再び

5/1「朝鮮日報」がこれまで北朝鮮がミサイルを発射した基地について報じていた。「北朝鮮が北倉でミサイル発射実験を行ったのは今回がはじめてで、新浦、元山、黄州、亀城などが、これまで何度もミサイルが発射された地域」だそうだ。だが地域の位置がすぐにはわからない。日本メディアなら「県」に相当する「道名」を前に付けるだろう。

2017年08月04日

時事随感 難波紘二

献本お礼など

近年、高偏差値の高校生がこぞって医学部に進学し、ことに東大理Ⅲに進むものが多い。本人の職業的適性や将来の目標など無関係に入学するから、「これはきっと問題が生じるだろうな…」と思っていた。