一遍と今をあるく

哲学カフェ一遍

「命(めい)」を知らざれば 青野勝広

2016年08月17日

「命(めい)」を知らざれば 青野勝広

幸せな人生とは

挿絵(M.Ogawa)
ハーバート大学で1938年から、最初は742人の男性について、それらの男性の仕事、家庭生活、健康などを追跡した研究がある。その研究は、その後75年間に渡って今日まで続けられており、対象も彼らの子供達も含めて、2,000人以上になっている。最初の742人の男性は、2つのグループに分けて選ばれた。

2016年07月06日

「命(めい)」を知らざれば 青野勝広

英国のEU離脱と政治家の責任

ここ数か月、英国のEU(欧州連合)からの離脱の是非を問う国民投票を巡って激しい論争がなされた。英国2大政党の保守党と労働党党首、ロンドン市長は、残留を訴え、前ロンドン市長や少数政党の独立党党首は、離脱を強く主張した。

2016年06月21日

「命(めい)」を知らざれば 青野勝広

市場経済の発展と現代の政治家に求められる資質

 人類の長い歴史の中で、多くの国民の衣食住が生存水準を上回るようになったのは、「産業革命」の後、先進国といわれる国々でも200年ほど前からに過ぎない。

2016年05月26日

「命(めい)」を知らざれば 青野勝広

礼儀について

挿絵(M.Horibe)
あの人は「礼儀正しい」とか、「礼儀を知らない」といったことばをよく聞く。
礼儀とは、一体、何であろうか。

2016年05月16日

「命(めい)」を知らざれば 青野勝広

B.ラッセルの『幸福論』

挿絵(Y.Murata)
世の中に幸福を論じた書物は多い。その中には、特定の信条や宗教を信じることによってのみ、あるいは、精神修養を積み、特定の境地に達することによってのみ幸福が得られるといったものも少なくない。

2016年05月10日

「命(めい)」を知らざれば 青野勝広

B.ラッセルとその死生観

挿絵(Y.Murata)
B.ラッセル(1872~1970年)は、無神論者として知られている。「なぜ私はキリスト教徒ではないか」(1927年)において、キリスト教徒であるためには、キリストが神であることと霊魂の不滅を信じなければならないが、ラッセルは、その2つとも論証できないと述べている。

2016年04月04日

「命(めい)」を知らざれば 青野勝広

B.ラッセルと3つの情熱―「愛」について

B.ラッセルは、1872年に祖父が首相を2度務めたようなイギリスの名家に生まれ、1970年に97歳で死去した。若くして数学・論理学の分野で輝かしい成果を残したが、反戦論者として、ケンブリッジ大学を追われ、1918年には、4か月半の間、投獄されている。

2016年03月02日

「命(めい)」を知らざれば 青野勝広

加藤彰廉と新田長次郎(温山)

ある組織の現在の「価値」は、その組織が、将来、何を成し遂げるかによって決まる。組織の歴史や伝統を正しく理解することは、その組織を発展させるために何をなすべきかを知るためにも極めて大切なことである。

2016年02月15日

「命(めい)」を知らざれば 青野勝広

加藤彰廉初代校長の学校運営

人の評価は、評価をする人の価値観に左右される。ある人物をどう評価するかは、評価する人の器量を反映することにもなる。

2016年02月15日

「命(めい)」を知らざれば 青野勝広

青野勝広先生プロフィール

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