一遍と今をあるく

哲学カフェ一遍

薩藩五代才助の味方

薩摩藩はどう見ていたか

当の薩摩はどう見ているかということですが、そもそも間を取りもったと思われる五代才助が、戦争が始まったすぐ後の慶応元年(一八六五)七月二日に手紙を松根図書に出している。そこに展示してあります。

「松山一同既に出軍―戦争が始まりました。いろいろお宅に迫って来てますと。そんな時に英艦の一策にて禍い御遁れ相成り候、愉笑―愉快愉快―このことに存じ奉り候」。

「よかったですなあ」と言う手紙です。才助は、宇和島藩がはなから参戦しない方針であることは、勿論知らないわけです

 

五代才助

              五代才助

 

文章2