一遍と今をあるく

よもだ俳句と暮らしの点描

2017年02月23日

耳をすませば、はじまりの音

ウグイスは「春告鳥(はるつげどり)」と呼ばれる。春は巣立ちの季節。どこかウグイスの鳴き声にも似たコカリナが奏でる「ふるさと」の音色は、その昔故郷をあとにした者、この春に故郷を旅立つ者、誰もが抱く原点の「こころざし」を想起させるノスタルジーであふれていた。

どこからか鶯(うぐいす)のこえ行ってきます

2017年02月14日

「最強の市民ランナー」伊予路独走!

このたび川内選手のゴールの瞬間を間近で見たのだが、大会記録を52年ぶりに塗り替えた彼の走りは、まさに愛媛に来襲した春の嵐のようだった。そんな川内選手の今後の進路は、今夏の世界陸上さらには2020年の東京五輪にも向かっているのでは。そこで東京五輪でも、彼が疾走してくれることを願って1句、

伊予路から東北東へ春疾風(はるはやて)

2017年02月07日

春はすぐそこ。

明日は立春。暦の上ではもう春である。境内の木々のつぼみも、一足早い春の気配を感じとっていただろうか。そこで1句、

石手寺に笑顔弾(はじ)けて春隣(はるとなり)