一遍と今をあるく

ギャラリー

「ヒヨドリ」

「こらーっ!」と

農家の人が叫びたくなるような食生活。果実はもちろん花卉、野菜まで平らげます。その暮らしぶりは野生の生き物共通の、いわゆる現地調達現地消費を実践しているのであって、特に変わった行為というわけではありません。それに比べヒトは、そこら辺で現地調達現地消費を行ったらどうなります? ヒトは、他人が作ったり、獲ったり育てたりしたものによって生きるほかありません。自分で調達するものといえば、せいぜい家庭菜園か趣味の釣りや狩猟などで得たものくらい、極めて限られたものです。さて、この地球上で生きるものとして、野生生物とヒトと、どちらが「偉い」と言えるのでしょうか?

ヒヨドリ

スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属
Hypsipetes amaurotis 全長27.5cm 留鳥(渡りをするものも多い)。

いつも「ピーヨピーヨ」と鳴き声はかしましい。ときに歌っているような鳴き声もあって、ムクドリの濁ったうるさい声と比べれば、まだいいほうかとも思う。