一遍と今をあるく

えひめふるさと塾

第19回えひめふるさと塾講演「ようこそ 社会共創学部へ」愛媛大学教授 牛山 眞貴子 先生

 

第19回えひめふるさと塾 講演要旨

社会共創学部

「平成28年4月愛媛大学の教育が変わります」。このキャッチコピーのもと、愛媛大学は社会共創学部を新設する。

%e7%ac%ac19%e5%9b%9e社会共創学部では、社会の仕組みや企業の経営活動を理解することに関心を持ち、地域社会や企業の課題解決策の立案、地域産業の持続可能な発展に貢献する意欲を持つ人材を求め、大学での学びを通して、地域の未来を地域の人々と共に創る実践的な人材を育成することを目的としている。つまり、地域を元気にし、地域の未来を地域の人々と共に創るということだ。

これらのことを実践するために、地域資源マネジメント学科、環境デザイン学科、産業イノベーション学科、産業マネジメント学科の4学科10コースを設置する。

地域全体を舞台に

よく学生から社会共創学部のキャンパスはどこにできるのか聞かれる。そういう時私は「愛媛県全体」と答える。社会共創学部では地域全体を舞台に、地域ステークホルダーと学生と教員が一体となって1年次の早期からフィールドワークやインターンシップなどに取り組む。地域の人々と協働し、経験をつむことで、社会人としての基礎力を身につけ、社会の即戦力となっていくことができる。そのためには地域ステークホルダーを担う地方自治体、民間企業、団体などの地域の方々の応援が必要だ。

人との出会いの重要性

%e7%ac%ac19%e5%9b%9e2愛媛大学の卒業生の言葉で印象に残っている言葉がある。「僕は座って話を聞くだけの授業よりも、どんどん外に出て経験を積みたい。出会いの質が高ければ、高いほど人は成長するし、行動しながら考える力が大学時代には必要だと思う。」

この言葉の通り、人との出会いは重要だ。人との出会いがなければ、化学反応は起きない。社会共創学部が新設されることになったのも様々な人々と出会い、繋がった結果だと思う。だから、学生たちにも地域の様々な人々と協働して、経験を積んでほしい。そして、これからの地域の未来は地域ステークホルダーであるみなさんにも委ねられている。だから、これからも愛媛大学の挑戦に力を貸してほしいと思う。

そして将来、社会共創学部の学生たちが地域課題を解決するために考えて、提案していくことに真摯に取り組む姿が見られたらいいと思う。

H27.5.16 国際ホテル松山 (文責 青山 淳平)