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ギャラリー

「キンクロハジロ」

標準和名の由来 

キンクロハジロ(金黒羽白) カモ目カモ科スズガモ属

Aythya fuligura  全長 40cm 冬鳥

目の虹彩が金色、頭部から胸・背にかけてが黒、羽が白。そこからキン・クロ・ハジロとつけられた。雌は全体にこげ茶色。スズガモに似るが、キンクロハジロは後頭部に冠羽があるので容易に識別できる。(2016年11月8日記)

キンクロハジロ(2010/11/19東京都文京区後楽園)

キンクロハジロ正面の表情(2010/11/19東京都文京区後楽園)

エサを与える来園者が多いのだろう、一般の野外では考えらぬ距離まで来る。

キンクロハジロ♂(2009/03/21松山市東野)

スズガモが海岸部に多いのに対し、キンクロハジロは内陸部の溜池などに多い。端正な白黒のツートンカラーである。

キンクロハジロ♂と手前はオオバン(2012/01/31松山市東野)

キンクロハジロ♀(2008/01/04松山市東野)

強風の中、睡眠をとるキンクロハジロの群れ(2013/02/07松山市東野)

通常、数羽から数十羽の群れで居ることが多い。そのツートンカラーの羽色から他のカモ類と遠目にも見分けがつきやすい。仮にキンクロハジロの名付けかたからすれば、目が黒く頭部も羽も黒いカラスはどうなるか? 当然「クロクロハグロ」ということに。目の虹彩の白いものは居ないから「シロシロハジロ」はいないだろうが、「アカシロハジロ」や「アオクロハジロ」はあるかも。