標準和名の由来
キンクロハジロ(金黒羽白) カモ目カモ科スズガモ属
Aythya fuligura 全長 40cm 冬鳥
目の虹彩が金色、頭部から胸・背にかけてが黒、羽が白。そこからキン・クロ・ハジロとつけられた。雌は全体にこげ茶色。スズガモに似るが、キンクロハジロは後頭部に冠羽があるので容易に識別できる。(2016年11月8日記)
キンクロハジロ(2010/11/19東京都文京区後楽園)
エサを与える来園者が多いのだろう、一般の野外では考えらぬ距離まで来る。
スズガモが海岸部に多いのに対し、キンクロハジロは内陸部の溜池などに多い。端正な白黒のツートンカラーである。
通常、数羽から数十羽の群れで居ることが多い。そのツートンカラーの羽色から他のカモ類と遠目にも見分けがつきやすい。仮にキンクロハジロの名付けかたからすれば、目が黒く頭部も羽も黒いカラスはどうなるか? 当然「クロクロハグロ」ということに。目の虹彩の白いものは居ないから「シロシロハジロ」はいないだろうが、「アカシロハジロ」や「アオクロハジロ」はあるかも。