一遍と今をあるく

ギャラリー

「マミチャジナイ」

春と秋に通過する旅鳥 

マミチャジナイ(眉茶鶇) スズメ目ヒタキ科ツグミ属

Turdus obscurus  全長 22cm 旅鳥

「シナイ」はシロハラやツグミなどツグミ類を表す江戸時代から使われた古名。眉(まみ)が白く、(胸の上部が)茶色であるシナイから付いた名。(2016年9月29日記)

マミチャジナイ(2006/03/31松山市東野)

%e3%83%9e%e3%83%9f%e3%83%81%e3%83%a3%e3%82%b8%e3%83%8a%e3%82%a4%ef%bc%92

マミチャジナイ(2006/04/17松山市東野)

 

%e3%83%9e%e3%83%9f%e3%83%81%e3%83%a3%e3%82%b8%e3%83%8a%e3%82%a4%ef%bc%93

マミチャジナイ(2006/04/17松山市東野)

 

繁殖地はシベリア南部やカムチャッカ半島、中国北東部。愛媛県内では春は桜の咲く頃、秋は9月下旬から、数十羽の群れで通過して行きます。食糧は主に樹木の実、昆虫など。越冬地は中国南部、台湾、フィリピン、ボルネオ島などです。

何千キロも離れた遠くまで、毎年ご苦労なことで、と私たちは思いますが、彼らから見れば「食糧のある住みやすい場所に、その都度気軽に(かどうかは分かりませんが)移って暮らすのが、もっとも合理的ではないか」と言っているようでもあります。「災害に遭いやすい、避難訓練を繰り返さなければならない場所に、なぜ好んで住み続けるのか?」と問われそうでもあります。